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【こだわり仕様】
基礎のこだわり
1) Fc30の強度のコンクリートを標準
JASS5に示されたコンクリートの品質と耐用年数より100年住宅を造るには、使用するコンクリートは、Fc30すること Fc30は、100年。ちなみに Fc18は、30年 Fc24は、65年である。
コンクリートで重要な要素の一つが、水セメント比で中性化の進行速度に大きく影響している。
骨組のこだわり
1) 信頼性の高い接合金具を採用
木造在来軸組の弱点とも言われる接合部にテックワンP3を標準使用。
木造住宅在来工法の弱点とも言われる梁・柱の断面欠損が少なく、木造の強度を最大限生かす仕口加工である。強度を比較すると2倍ぐらい。金物も高耐食性のストロンジンク処理を施してある。塩水噴霧試験2000時間でも赤錆は、発生しません。大地震時でも破壊することがない材料です。
2) 使用材料
土台 米ヒバ集成材 E105-F345 グリーン化 国産桧
柱 スプルース集成材 E95-315
梁等 オウシュウアカマツ集成材 E105-300
梁について 2倍以上の余裕のある材料寸法を使用
たわみ量 長期1/600 または20㎜
短期1/225 または20㎜
基準法では、1/250 推奨でも1/300
柱について 窓等の開口以外は、1Mピッチに入れる(柱直下率70%)
荷重の伝わりを考えた配置検討
引抜荷重の検討も余裕のある金物を使用
3) 耐震+制振
東海、東南海そして南海地震とある70〜200年の周期で繰り返し発生する大地震にみまわれるこの地域で100年の住宅を建設するにあたりM8以上の地震を2回以上経験することもあります。地震に強い住宅をつくるには、耐震性の高い住宅をつくるのは、当たり前ですが、地震に見舞われたとき建物にダメージを残さないのも重要な要素です。それには、地震のエネルギーをいかにため込まないようにすることです。一つは、柱を使って基礎、地盤にエネルギーを逃がすこと。もう一つは、【3M製FRダンパー】を用いて地震の揺れを摩擦による熱エネルギーに変換して逃がすことです。柱の直下率は、この点で重要なのです。また、【FRダンパーは】壁倍率5.0倍を取得しましたので、耐力壁などの耐震要素として設計することが可能となります。 小さな地震に対しては、耐力壁として 地震に抵抗し、中地震から大地震に対しては摩擦ダンパーが機能することで地震のエネルギーを吸収し、制震効果を発揮します。
4)在来軸組工法へのこだわり
日本の夏の高温多湿、冬の低温乾燥は、木材への影響が大きい。特に薄い合板へのダメージが懸念されます。100年住宅をつくるにあたり、在来軸組の筋交い工法が最良と思われる。